絵本の力
慣らし保育中のAちゃん。ママのいない世界に、大泣きの日が続きました。絵本が大好きなAちゃんは絵本をみるときだけは泣き止みます。「どの本を読む?」と保育士が聞くと籠の中の絵本全部を指さします。全部を読み終わるとまた、ママを思い出し泣き始めます。そんな日が続いたある日、Aちゃんが籠の中の絵本を全部ではなく、読んでほしい本を選ぶようになりました。一番のお気に入りは「ねえねえねえ わらってる?」の本。
Aちゃんは「ねえ ねえ ねえ わらってる?」の場面になると首を横にふります。そして、「ねえ ねえ ねえ ないてる?」の場面になると首を縦にふります。
少しずつAちゃんの笑顔が見られるようになったある日、一緒に絵本を見ると「ねえ ねえ ねえ わらってる?」の場面で大きく頷き、絵本のイラストに負けないくらいの笑顔を保育士に見せてくれました。今では泣いていた日々を想像できないくらい、毎日、お友だちとの関わりを楽しみ、笑顔をたくさん見せてくれるようになりました。絵本には不思議な力があります。
今年度から週に1回絵本の貸し出しを始めます。たくさんの本と出会い、子どもたちの世界を広げていけたらと思っています。
























